【Q&A】 どのような仕事が多いですか?

シンガポールには様々な業種・職種において日本人向けの求人があります。
その中でも求人が多いのは以下の職種になります。

営業全般

日系・外資を問わず求人が多いのが営業です。
外資の場合、日系企業担当の責任者として、営業経験と高度な英語レベルを求められる求人も多く、待遇も良いのが特徴です。
日系の場合は求められる能力は求人により様々で、多少英語に難があっても、人物重視でやる気があれば採用されるケースもあります。
業種は、メーカー・商社が最も多く、ITやメディア/広告の営業も多いです。

営業事務・貿易事務

主に日系企業における営業事務・貿易事務の求人です。比較的小規模な企業に多い傾向があります。
求められる能力は日本で同様の仕事に転職する際に求められる能力とほぼ同じです。応募者が多い職種の為、経験が無い方の就職は難しいと言えるでしょう。
高度な英語力はあまり求められませんが、社内及び取引先とのメールや電話でのやり取りもある為、仕事で差し支えない程度の英語力は必要です。
以前は求人が多い職種でしたが、2012年の就労ビザ厳格化により、求人の数は減ってきている印象があります。

バックオフィス業務(事務)

世界的な大手の外資企業での受発注管理、契約管理、売掛金管理、給与計算などのバックオフィス業務です。こうした大企業は、各国で行っていたこれらの業務を、効率化のために一箇所に集約して行う傾向があります。シンガポールはインフラ設備の充実・生活環境の良さ・英語が通じるといった理由から、バックオフィス業務のセンターが置かれることが多く、日本法人のバックオフィス業務をシンガポールで行っています。求められる能力は営業事務と同様です。外資企業でも日本チームとして働く場合は英語力はさほど問われないことが多いです。

経理

日系企業の経理責任者、日本本社との連結決算等を担当する求人が多く、経験を求められる求人がほとんどです。

秘書

日系企業の社長・役員の秘書業務の求人が多いです。一般的な秘書能力プラス高度な英語レベルが求められる傾向があります。翻訳・通訳も含まれることもあります。
ここ数年、シンガポールをアジア統括拠点とする日系企業が増え、本社役員クラスが赴任する例が急増しており、より経験豊富な秘書が求められています。

総務

駐在員が多い大手日系企業において、駐在員の様々なサポート(住居・ビザ・子供の学校など)をする仕事です。シンガポールの様々な知識や経験がある方が有利な求人です。特に大手ゼネコンによく見られます。

コールセンター・サポートセンター

世界的な大企業(外資)のコールセンターの求人です。日本の法人・個人のサポートが仕事である為、英語レベルはさほど問われない求人も多く、日本のカレンダー・日本の勤務時間に合わせた出勤になることも多いです。IT・物流・航空会社・ホテル予約などの業種があります。
クレジットカードや海外旅行保険のコールセンター業務もあり、24時間体制の勤務になる為、シフト制で働くことになります。コールセンターという人が必要な職場である為、1社あたりの求人数が多く、比較的内定を得やすいのが特徴です。

IT技術

ネットワーク・サーバー・データベース・アプリ系の知識・開発経験を求められる求人が多いです。

サービス全般

飲食業(日本料理レストラン)においての店長・フロアマネージャー、日系旅行会社においてのカスタマーサービス・営業といった求人が多いです。日系旅行会社の仕事は、日本からの観光客対象ではなく、シンガポール在住日本人や日系企業の旅行手配の求人がほとんどです。

求人が少ない業種・職種

以下の業種・職種は希望される方が多いのですが日本人の求人は非常に少ないです。つぶしが利かない職種は概して求人が少ない傾向があります。

日本語教師
シンガポールは小さな国ですので、日本語学校の数も限られており、必然的に求人も少なくなります。

販売(小売)
日本人が売り場に立つ必要性がほとんどない為、求人はほとんどありません。

空港関連(グランドホステス・ショップ店員)
小売同様、日本人の必要性がほとんどない為、求人はほとんどありません。

ホテル
5スタークラスの高級ホテルを除き、日本人の求人はほとんどありません。

業種別求人ランキング アジアDEオシゴト調べ

左から2013年3月、2009年3月、2008年6月の調査結果です。

全体の約4分の1がメーカーです。4年前の調査と比べ、メーカー・金融・飲食・レジャーが割合を下げている中、商社・サービスが上がっています。

25% (33%)(29%) メーカー
13% (18%)(16%) 金融・保険
11% (10%)(18%) IT・通信
10% ( 6%)(13%) 商社・卸売り
9% ( 5%)( 4%) サービス
7% ( 7%)( 5%) その他
6% ( 4%)( 4%) 物流
4% ( 3%)( 1%) 旅行・ホテル
4% ( 2%)( 3%) 建築・設備
3% ( 1%)( 2%) 広告・マスコミ
3% ( 0%)( 2%) 販売・小売
2% ( 6%)( 2%) 飲食・レジャー
2% ( 3%)( 1%) 不動産
1% ( 2%)( 2%) 教育

 

職種別求人ランキング アジアDEオシゴト調べ

左から2013年3月、2009年3月、2008年6月の調査結果です。

営業・販売職の多くは法人営業の求人です。秘書・事務職の多くは事務職です。従って営業及び事務経験をお持ちの方は仕事を見つけやすい傾向があります。
4年前に比べ、秘書・事務の求人が増え、カスタマーサービス・人事・総務の求人が減っているのが特徴です。

29% (30%)(23%) 営業・販売
20% (14%)(22%) 秘書・事務
12% (13%)(11%) その他
8% (11%)(10%) カスタマーサービス
8% ( 7%)( 9%) 経理・財務
8% ( 5%)( 8%) 技術・開発・QC
4% ( 7%)( 3%) 人事・総務
3% ( 4%)( 6%) マーケティング
3% ( 1%)( 3%) 購買・生産管理
3% ( 1%)( 3%) 購買・生産管理
2% ( 3%)( 2%) 経営管理
2% ( 3%)( 2%) 翻訳・通訳
1% ( 1%)( 1%) シェフ・板前
1% ( 1%)( 1%) 教師

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